[2009.9.18]
JBL2009-2010 レギュラーシーズンが来たる10月3日(土)より、全国4会場にて開幕いたします。
今年3年目を迎えるJBLは、試合数を増加し6回戦総当りの全168試合を全8チームで行い、レギュラーシーズンの上位4チームが、プレーオフに進出致します。
昨シーズンからのメンバーにシューターを加えたアイシンは、リーグ一の安定感を誇る。やはり、今シーズンも優勝候補の筆頭と言えそうだ。昨シーズンの準優勝チーム日立やプレーオフ進出組のパナソニック、トヨタアルバルクも好調を維持して開幕を迎える。特に日立、トヨタアルバルクはPGが代わり、自分たちが目指すバスケットの完成度に自信を深めた。そして、上位4チーム以上に注目点が多いのがプレーオフを逃した4チームではないだろうか。補強が上手く行き、各チームとも戦力アップに成功。実力差が縮まり、“混戦必至”の今シーズンはレギュラーシーズンの試合数が増えたこともあり、チームコンディションの維持が明暗を分けそうだ。
レラカムイ北海道(昨シーズン7位) vs パナソニックトライアンズ(昨シーズン3位)
10月3日(土) 19:00Tip Off 北海道札幌市/月寒アルファコートドーム
3シーズン目を迎え、真価が問われるレラカムイは圧倒的な声援を受けるホームで好スタートを狙う。#9折茂、#8山田、#11桜井の三本柱に、アメリカの大学で実力を磨いた「KJ」こと#16松井啓十郎が加入した。開幕戦で大暴れし、大器の片鱗を披露してくれるに違いない。他にも201cmのC/F#31井上をトヨタアルバルクから獲得したほか、外国人選手も入れ替えるなど万全の準備を整えた。
対するパナソニックは、ルーキー#18中務、#19梁川の2人を加え、2シーズン連続のプレーオフ進出を目指す。信頼できる両外国人選手、#20“エース”カスタス、#40ハニーカットを擁しており、不動のセンター#31青野の出来がキーポイントになる。清水HCの思惑通り、昨シーズン同様のスタッツを記録すれば、ベテランの#1木下、#5大野、#6永山、伸び盛りの#11濱田、#45広瀬らがしっかり脇を固め、上位進出を果たすだろう。
昨シーズン、両チーム対戦は4勝1敗でパナソニックが圧倒した。スタートダッシュをかけたいレラカムイにとっては試金石の開幕2連戦となる。新戦力が十分な活躍を見せなければ今シーズンも「三本柱」への負担が増えるだけに、ベンチプレーヤーの頑張りも不可欠だ。リーグ最年長、老練な指揮官が率いるパナソニックに対し、気鋭の指揮官、東野ヘッドコーチがどのようなベンチワークを見せるか楽しみな一戦だ。
アイシンシーホース(昨シーズン1位) vs 三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ(昨シーズン8位)
10月3日(土) 14:00Tip Off 愛知県刈谷市/ウィングアリーナ刈谷
愛知県に本拠地を置くチーム同士の開幕戦とあって、どちらも負けられない。特に昨シーズン、不本意な成績に終わった三菱電機は、何としてもチャンピオンに土を付けて弾みを付けたい。一方のアイシンは長いシーズンを見据え、新戦力の起用法などを確かめながら、いつも通りに落ち着いた試合展開を見せるだろう。
三菱電機には楽しみな新戦力が加わった。まずはガードの#10中川。巧みなボールコントロールとアシストだけでなく、自ら積極的にゴールを狙っていく。キャプテン#12柏倉、ルーキー#32安部もおり、個性的なガード陣が揃った。そして、#3蒲谷、#16堀田の新戦力が控え層の充実につながった。シューター#9梶山に加え、#33内海が成長しているだけに、あとは新外国人選手を含めたインサイドがカギ。#15佐藤が万全ではないだけに、ここは総力戦にならざるを得ない。
3連覇を目指すアイシンは、#6朝山、#7グロスを獲得した。朝山はアウトサイドのシュート力に加え、ドライブからの得点力も折り紙付き。グロスはPGもこなすユーティリティプレーヤーで、相手チームにはやっかいな選手が増えた。PG#3柏木の調整遅れはあるものの、ベテラン#2佐古、若手の成長株#23喜多川ら選手層の厚さでカバーする。「慢心と、相手のチャレンジに受け身になるのが怖い」(鈴木HC)というアイシンのスキを突いて、大きな1勝をもぎ取りたい。
東芝ブレイブサンダース(昨シーズン5位) vs 日立サンロッカーズ(昨シーズン2位)
10月3日(土) 14:00Tip Off 神奈川県川崎市/とどろきアリーナ
3年目の#0石崎、#13菊地を核に据えたチームづくりを推進する東芝は、プレーオフ進出にあと少し足りなかった勝ち星の上乗せを図る。対戦相手の日立は昨シーズン、惜しくも準優勝に終わり、悔しさを噛みしめた。こちらも若手主体だがファイナルを経験したメンタル面での成長があり、キャプテン#11菅を中心に雪辱に燃えている。
東芝が失速したのは、上位4チームとの対戦成績が4勝16敗に終わったことが理由のひとつだ。リバウンド王で、チーム一の得点アベレージを残した#33C・バイオレットに加え、北海道で活躍した#41T・ニュートンを獲得するなど堅実な補強を実施。「苦手」を作らないことが重要で、僅差のゲームをものにする粘り強さや逆転劇を演ずる爆破力が発揮できれば、各ポジションとも安定した力があるだけに上位に食らい付いていける。石崎、菊地に続く日本人スコアラーが出てくれば面白い存在になるだろう。
一方の日立はPGが代わり、#20佐藤がスタートになる。「視野の広さや判断力の良さなど、持ち味を発揮している」と、小野HCの信頼は厚い。ポイントゲッター#15竹内を中心に、2年目の#33L・ライス、#35T・スミスが健在で、#28酒井、#8大屋の成長もありチーム力は着実にアップした。菅に率いられた日立が、昨シーズンから続く東芝戦の連勝を伸ばすのか、それとも東芝が一矢を報いて勢いに乗るのか注目の対戦だ。
トヨタ自動車アルバルク(昨シーズン4位) vs リンク栃木ブレックス(昨シーズン5位)
10月3日(土) 15:00Tip Off 東京都渋谷区/国立代々木競技場第二体育館
リーグ屈指のスピードと人気を誇るスーパースター、#1五十嵐が新天地として選んだトヨタアルバルク。リーダーとしてチームを牽引する#12渡邉や驚異のシュート力を発揮する#10岡田、ベテラン#45古田など豊富なタレントが揃う。対するリンク栃木も負けてはいない。昨シーズンの得点王#1川村やアシスト、スティール両部門でトップに立った#0田臥、#34伊藤、#15竹田、地元出身の#8大宮など実績のある選手が並ぶ。そこに異色のルーキー#14並里 成(なりと)が加わった。
福岡第一高校卒業後、井上武彦氏らが主宰する「スラムダンク奨学金」の第一期生としてアメリカ留学を経験。開幕戦でデビューを飾る可能性も高く、本場仕込みのパフォーマンスを存分に発揮してもらいたい。
昨シーズンの対決は3勝2敗でトヨタアルバルクのリードだが、いずれも僅差で3試合が延長戦。となれば、この開幕戦も観客を魅了するスリリングな応酬が期待できそうだ。棟方HCの目指す「走るバスケット」を徹底し、前からプレッシャーをかけるディフェンスが機能すれば、初制覇も見えてくるトヨタアルバルク。初の栃木県開催が決まったプレーオフ進出に向け、何としても幸先の良いスタート切りたいリンク栃木は持ち前のリバウンドやアグレッシブなディフェンスでチャンスを広げ、勝機を見出す。注目度の非常に高い対戦だ。
以上